ついに6C45Piシングルアンプのバイアス電源以外の回路から抵抗が消えました。タイムドメイン的にいうところのエンタルピーは増大する方向のみで、部品を通したり信号を分岐したりすれば、必ず音が劣化するということを念頭に置いて、インプットトランスの負荷抵抗による位相調整をやめて電源側で調整するようにするとともに、発振止めとして安全のために取り付けていたグリッドストップ抵抗をなくしました。バイアスも今のところ安定しているので、電流測定用の抵抗も外しました。バイアス電源の整流回路も整流管としています。そして整流管の保護用としてコンデンサーとの間に32Hのチョークをいれました。回路上はチョークインプットにはなっているものの臨界電流までながれることはないですので、チョークインプットは成り立ってません。
時代に逆行して整流管をつかっていますが、私には真空管を使った整流方式のほうがあっているようです。
真空管というとまったりしたイメージを持たれる方も多いと思いますが、このアンプはそんなことは微塵も感じることはないです。必要な部品まで取り付けない簡素化は無謀ですが、シンプルイズベストだと思います。
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