Valve Caster

これまで、ギター用のブースターは2SK30の4倍程度のブースターを使っていましたが、どうもハーモニクスが今一つとゲインを上げると歪み方が今一つに感じていました。
そこでギター用のエフェクターの回路図を数多く公開されている「松美庵」さんのValve Casteをそのまま組んでみました。つまみは左からGain,Volume,Toneです。GainとVolumeは一般的なボリュームがあったのでよかったのですが、Tone用のボリュームがなかったので、ポテンショントリマーで代用しました。
真空管は12AU7が使われていましたが、9Vの単電源で駆動する回路となっていてヒーターも9Vという変則的な点火電圧でした。そこでヒーター電源とB電源を別々に供給できるようには組んでおきました。ひとまず回路どおりの9Vで試奏してみましたが、さすがに真空管をつかっての増幅ですのでハーモニクスがきれいです。電流は120mAとデーターシートからすると少し少な目となっていました。試しに12Vを供給してみましたところ電流値もデーターシート通りになり、サウンドもご機嫌に。9V駆動のときよりも12VのほうがToneの効きもいい感じです。
アンプを含めた回路でいうと、プリ部のまえにもう2段増幅段をつけたような回路になりますので、一から作ればアンプに内蔵することも可能かと思います。確実にFETブースターはお蔵入りとなるご機嫌なサウンドです。


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