マルチビット

 マルチビットのDEM方式(PHILIPS)とR2R方式(BB)があるのは知っていました。今回導入したCDプレーヤーはSONYの積分方式で私にとっては聞きなれない方式でした。よくよく調べてみると今回ジャンクで導入したCDプレーヤーに搭載されていたCX20152というSONYのDACに採用された方式です。先人の情報がこちらにありました。フェブラリーのAudio迷路

なにやら積分型というのは、DACにクロックを搭載しています。CX20152のデーターシートには67.7376Mhzとあります。これは44.1khzのLRCKの場合24倍の値。このDACの限界の88.2khzの場合は12倍になります。また、LRCKの他にWCLK(LRCKの2倍)のクロックも必要です。積分型のDACのD/A変換ですが下の式でデジタルシグナルをアナログ変換しています。

V=V0+I/C*t

コンデンサーに流れ込む電流の値が大きくなるほど電圧はあがるわけです。理にはかなっていて一番シンプルなD/A変換ですが、なんせ周辺回路が大きくなるのと対応したDAIやDDCが入手困難ですので自作例は全くといってていいほどみかけません。

DAC化した情報もありますが、なにせ部品の入手が困難です。CDプレーヤーの素の出力ですがTDA1545を1010でトランスIVの音を聞いた時と同じぐらいの衝撃をうけました。ようやくTDA1545Aのつぎに真剣に取り組むDACが見つかった感じがしています。

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