究極のオーディオマニアが行き着く「マイ電柱」WSJより

 


あまり機器の試聴評価やマニア推奨の機器の紹介などの記事はみないのですが、衰退の一途をたどるオーディオマニアにはどんな状況か怖いもの見たさと面白半分でネットサーフィン(死語)してみました。

やはり予想通りマイ電柱の記事はありました。拙宅を建てたときは集落と離れていたので、マイ電柱状態でした。その後隣家ができソーラーパネル満載でマイトランス状態だったのが共有トランスとなりました。もともと電源関係はファインメットのフィルターをつかっていたせいか、自宅内でのノイズの回り込みが多かったのか全く気になりませんでした。その後、ebayで購入した怪しいノイズ測定器で測定すると盛大なノイズがのっていました。そこでファインメットフィルターをはずして巨大なノイズカットトランスをとりつけてみたところ、電源ノイズはほぼなくなったのですが、出てきた音はどうしようもないものでした。確かにノイズはないに越したことは無いと思いますがそれとは別のパラメーターが音に影響しているのを実感した次第です。

まあ、マイ電柱をやっても単純に柱上トランスで変圧するのが独立しているだけです。どこまでいってもそこら中からノイズは回り込んできます。私もですが一生賢明お金を貯めて高価なものを購入したり設置した場合、どうしても頭の中で良くなる方向へのバイアスがかかった評価をしてしまいがちです。1000万円の市販品とか6000万円のシステムとか金額が高いとよい音がするという観念が横行するオーディオの世界ですが、商品として考えた場合販売台数が少ない場合 開発費、経費などを考慮数とすぐ7桁万円になってしまうと思います。

私の本職は技術営業で開発した装置の値決めもします。ためしに今使っているアンプを1台のみ商品として販売するとした場合、私の時間単価で計算すると設定する販売金額は・・・・

部材の原価や消耗部材よりも人件費の比率が大きいので、どんな部材つかっても販売数量が少ない場合どうしてもとんでもない金額になります。例えば部品原価が10万円で10日かけて1台だけワンオフで作った場合、部品に対する益率を25% 1日の人件費が5万円とした場合、諸経費をいれると70万ぐらいになります。大量生産する場合は、制作する方法や部品の一括購入などで原価をおさえて益率を確保しつつ販売価格を下げることができます。

以前100万円のCDプレーヤーの中身が1.5万の普及品のCDプレーヤーのなかみとほぼ同じといった記事をみたことがありますが、100万円のCDプレーヤーには開発費、宣伝費などがはいっていて、1.5万円のほうがコピー商品にちかいものであれば、それはそれで納得できます。自作の場合は部品単価に目が行きますが、結局自分で作って自分で使うので人件費や経費の部分がないように錯覚します。

はなしは脱線しましたが、もし私がマニアで潤沢にオーディオに散財でき電源にこだわるとしたら、マイ発電機を設置しますね(笑)

コメント

人気の投稿