2024年4月13日土曜日

2024年度をむかえて

2024年度も始まり、部署異動があるはずでしたが、とても仕事的にいますぐ異動できる状態でないとのことで、部署を変わらずに掛け持ちをすることになりました。定年も今年から1年づつ伸びることになり、私の代では64歳が定年となります。とはいえ60歳で賃金体制の見直しがあるので、単に退職金の支給年齢が遅くなっただけとも受け取れます

今年に入ってから、月の半分以上海外です。ひとまずメインアンプの整備が一段落しましたので、リスニング主体です。あとあまりにも増えた機材や部品の断捨離もすすめています。

積分型のDA変換に以前取り組んでいましたが、積分器以降のLPFの設計が私の技量ではできず頓挫していましたが、私の中で最高音質のDA変換は積分型のため、1台だけ未改造で残してあった、NOSの積分型のCDプレーヤーでリスニングを楽しんでいます。
CDプレーヤーでの再生はファイル再生よりも音質的に劣る意見がよく見られますが、適切なものを選択するとファイル再生よりも良い点もたくさんあります。

1986年発売のCDプレーヤーですが、積分型DACのSONY20152がNOSの回路で組まれています。上位機種は2倍のオーバーサンプリングとデジタルフィルターが搭載されているので、このころからスペック重視の風潮はあったのでしょう。ちなみにこれ以降のどの会社のCDプレーヤーもNOSのものは調べた限りではありません。

積分型のDACはRtoRのように電流が分圧されて信号が形成されるのではなく、コンデンサに蓄えられる電荷の量を一定時間で加算して信号を形成します。この違いが音に表れるのか、R2R方式と比較すると、かなりダイレクト感がつよくメリハリのある音質になるようです。

私にとってCD再生のもう一つのいいところは、CD1枚を1つの作品とした場合、作品を通してリスニングする傾向となることです。ファイル再生ですと知らず知らずに好みの部分をつまみ食いするように聴くことが多いので、作品としてのまとまり感を感じながら聴くことができてなかったと思います。

アンプも1989年の真空管アンプ、音源は1961年録音のマーラー1番 CDプレーヤーは1986年製造。40年以上前にすでに相当の音質で音楽を楽しめる環境を整えることができていたと思うと驚きです。 



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