廉価版オーディオシステム 2

音の比較対象は、ほぼ同じ回路DAC,アンプフルファインメット、スピーカーユニットはTang BandのW3-1878のサブシステムと比較しながら調整しました。


●CV4055-6DJ8 SRPP TransDrive シングル昇圧用のDCコンバーターのヒートシンクが小さいので、PCケース用のファンの回転数を落としてで冷却。

アウトプットのPMF-6Wの特性は 60~90kHz(5K-8Ω Ib=50mA -2dB)と低域の特性はあまり良くありませんが、スピーカー側の消音構造の工夫と、カップリングコンデンサーの容量調整、DACの電源対策で60Hzぐらいまでは再生できています。
また、位相は電源のコンデンサーとカップリングコンデンサでラフに調整し、最終的な調整はP-G帰還量で調整しました。

●コンデンサーインプット(パイ型フィルター)
30μF-10H-50μFのパイ型フィルターと増幅段への電源供給に対して、パワー段の電圧の振れの影響を抑えるための30Hのチョークトランスを通しています。


●DCコンバーター&ノイズフィルター
DCコンバーターはノイズの塊で、チョークだけではノイズっぽさが取り切れなかったので、FETのノイズフィルターを通しています。DCコンバーターからの出力は大容量のケミコンで受け、その後真空管に近い部分にはフィルムコンデンサーをつかいました。



●WM8805+TDA1545A Trans IV
IV TransにはSANSUI ST-71 600Ω:600Ωを2連で使い、2.4kΩ:2.4kΩで使っています。
そのまま600Ω:600Ωで使うと低域が弱くなります。電源は5Vのスイッチング電源。
ひとまず、大容量のケミコンで受けてからDDCとDACに供給し、トランスに供給する3.0VはTPS4700でドロップしました。

●Alpair 5
エンクロージャーはコンクリート。エンクロージャ内部の消音構造に新しい構造を採用して60Hzまではほぼフラットに再生できています。共鳴を使わない方法ですので低音の遅れはあまり感じられません。



他のユニットもそうですが、感覚的に遅れない低音が再生できる限界はF0の半分ぐらいの感じです。


ダブルベースの音源、クラッシックも不満なくきけています。
空間が派手めでちょっとわざとらしいですが、まあ良しとします。




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