はじめに
Stage1の施工から1週間が経過し、音もだいぶ落ち着いてきました。
そこで今回は、次のステップとなる Stage2 の施工を行いました。図の矢印部分の錦糸線を短くカットしてモガミ2706へ交換しました。
改善の考え方
スピーカーユニット内で、ボイスコイルと端子をつなぐ配線には、写真のような網状の「錦糸線」が使われているのが一般的です。
取り付け方法を見ていただければわかるように、この錦糸線はユニットの動作に対して少なからず負荷を与えていることが分かります。
この配線による抵抗を小さくすることで、スピーカーのコーンは入力信号に対してより忠実に動作できるようになります。
そこで今回は、この錦糸線をモガミ2706のような極細で柔らかい配線に変更することで、動作の自由度を高めることを狙いました。
Stage2の効果
施工後、中高域の解像度が向上し、低域の伸びも明らかに良くなりました。
これは、錦糸線の重量が軽くなったこと、そしてコーンへのストレスがほぼ解消されたことが大きく影響していると考えられます。
また、錦糸線を限りなくフリーな状態にしたことで、ストローク時の動作速度も改善され、よりダイナミックで繊細な音が表現できるようになりました。
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