2021年8月29日日曜日

DACのOPT

低域を正確に再生するためには、アンプだけではなくアンプにつなげるDACから出力される音の品質も重要です。もともと、この積分型DACはAFT model7をモニターとして調整してきました。AFT model7は私の実力では35Hz以下をリニアに再生することができていませんので、DCカット用のOPTは右上のTLT-1010サイズでなんら不満はありませんでした。しかしながらGS-1が復活したため、どうしてもATF model7では問題にならなかった領域の音質が気になったのでTLT-1545へコアサイズを上げることにしました。そのままとりつけるとDCRが8Ωと低いのでオペアンプが焼損するので回路定数の調整をしました。
このDACのOPTですが真空管アンプのインプットトランスでもあります。


2021年8月28日土曜日

低域

盆休みに長らく不調だった2A3シングルを整備しましたので、GS-1でようやく音楽を楽しむことができるようになりました。やはり低域が正確に出力できるシステムで楽しむ音楽は一味違います。人それぞれこだわりはあると思いますが、私の場合やはりこの領域が正確に再生できるシステムの音のリアルさ再生できないシステムと比較するとリアルさが相当違って感じられます。JBLやALTECの38㎝ウーファーの機種もいくつか聴いたことがありますが、低い音は出力されてはいるもののキレが感じられずに音の芯がぼけていました。正確に再生できないのなら、再生できない方が脳内補正である程度補えますのでまだ我慢できます。妥協しない音を目指して低域の再生能力のあるGS-1で正確な低域を実現するために、3年前にこの2A3シングルを組みました。それから数台のアンプをつくって多少なりとも真空管アンプ制作に関すして知見もできました。ライフワークとなると思いますがこれからアンプの改良を進めていこうと思います。

2021年8月27日金曜日

AD827

積分型DACの先駆者のyohine様の情報で、オペアンプはスルーレートが20V/μsec以上がよかろうとのことがありましたので。手持ちのオペアンプの中でもスルーレートが高かったAD827をこのオペアンプに合わせた回路に変更してとりつけてみました。スルーレートは300V/μsecです。最初についていたものはJRC4560でスルーレートが4V/μsecですので75倍程度レスポンスが良いということになります。さすがにこの違いは大きく私好みの解像度の高い音になりました。ただでさえ発振しやすいこの部分ですが、よく発振しなかったものです。コンデンサーへの電源供給回路を改善すれば更に同じ方向性で改良ができる思います。



2021年8月25日水曜日

シックインジェクター替刃

10年以上前から剃刀はこれ一辺倒。1枚歯のシックインジェクター。日本で発売されたのが私が中学か高校のころ。それから50年以上これがメインです。ホルダーは遠の昔に発売中止になっていますが、いまだに替え刃は入手可能です。今では5枚歯とか首振りとかいろいろありますが、これに慣れてしまっているので他は考えられません。


2021年8月23日月曜日

トレモロユニット交換

弦が切れたついでに、メインギターのPRS Custum24のトレモロユニットを交換しました。
中古で購入した時はすでにトレモロユニットとピックアップが交換されていました。多分以前のオーナーがアームは不要ということでボディカラーに合わせたものに交換したのでしょう。半年ぐらい前に純正品を取り寄せてありました。改めて取り外してみると、交換後のトレモロユニットを固定しているボルトはネジ穴に対して径が細く、極端に言えば差し込んであるだけのような感じとなっていました。また純正のネジはボルトの首のところがテーパー加工してあってアームが稼働するときの抵抗が少なくなる構造になっています。
弦を交換するにあったって、ネックの微調整と簡単なフレットのすり合わせをしておきました。

2021年8月22日日曜日

緊急事態宣言

遅ればせながら昨日の夕方に集団接種でワクチンを接種してきました。ワクチンはファイザーでした。今朝になって方が痛むもののインフルエンザのワクチンを接種した時とそれほど変わらない痛みで、発熱することもなくほっとしています。
上の表ですが、昨年5月ぐらいの非常事態宣言のときの日本全国の1日当たりの感染者数で、下の表が現在のものです。初めての非常事態宣言のときは街中や駅から人が一気にいなくなって、会社ではテレワークが一気にすすみました。今と比べると非常に少ない感染者数でしたが、関心が高く比較的早期に収束しています。絶対数は今の方が圧倒的に多いですがマスクこそつけてはいますが街中はコロナ以前とあまり変わらない状況です。ワクチン接種をして症状が軽くなるということもあって、感染していても自覚症状がない人がまき散らしている感は否めません。敵もさるもの、つぎつぎと新手の変体株を繰り出してきます。重症化しなければただの風邪と同じあつかいにはなるのでしょうが、いつになることやらです。
日本だけの問題ではないのでまだ2~3年はこんな状況続きそうな感じです

2021年8月12日木曜日

64fs通らず


CX20152で32fs、48fsで再生が可能なことはこれまでに分かっていたのですが、64fsが通るかどうか不明でした。PCM-501ESに装着したDDCのPhaseTechのUDIF7は24bit左詰めの設定が可能です。
先日作ったDAIにはロジックICでWCLKを作る回路が搭載されているので、UDIF7を64fs 左詰めの設定としてLRCKとBCKを供給してWCLKをつくりました。
早速、32fsで再生可能なものに取り付けてみましたが、砂の嵐でした。

ついでにI2S,右詰め24bitも試しましたが状況は変わらずでした。
こうなってくると、32fs,48fsの出力ができるDAIかCPLDを使うしかないですね。古いDAIは48khzまでの対応だと思いますので、96khzを聴くためにはCPLDの一択となる感じです。

2021年8月11日水曜日

KENWOOD PD-990Dの出力

 


(Deglitcherの回路図はCX20125のデータシートを流用ですので実際とは異なります)
KEMWOOD PD-990Dの出力部はこんな感じです。SIN波をこの部分でを観察する人はここから出力をとるのはナンセンスといわれることでしょう。しかしながらLPFを通った後の音が我慢ならないのと、この部分からの出力の音質が鮮烈なことからここからの出力としています。

一番簡単なのはCでオペアンプのDCをカットして出力してしまえば音は出ます。一般的な回路ですとその後に出力インピーダンスを下げるためにバッファーを付けることもあると思います。しかしながら、LCRメーターで可聴域フラットなコンデンサーでカップリングしても空間がおかしくなりますし音が鈍る感じが否めません。ましてやバッファーをつけるとなるとここでまた電源の質に翻弄されることになります。できるだけシンプルにしないと音の鮮度を保つことができないと常々考えていますので、やはりここはトランスの出番。ということでこのトランスが手元にいくつかあったので使ってみました。
FN-1010N(ゼネラルトランス販売)
同仕様のものや、DCR違いのものなどもありましたが、LPFっぽくできたらと思い、高域があえて減衰の早いものを使いました。改造中のKEWOOD PD-990Dですがオペアンプの出力にオフセットが-1.25Vあります。またオペアンプは汎用品のJRC4560ということでIo=25mAです。このトランスですが5mA程度までは飽和せずに問題なくつかえるので、DCRに合わせて抵抗で電流制限をしました。当初は巷でよく見かけるようなオペアンプとトランスの間に抵抗をいれていましたが、やはり抵抗を通った音は鮮度が落ちます。ということで直接オペアンプからトランスに接続しGNDへ流れる部分で制限をかけています。
万年素人のゆきあたりばったり。いまだ健在です。


2021年8月10日火曜日

ハンディオシロスコープ

借りていた400Mhzのオシロを返却しました。また以前使っていた1Mhzのハンディタイプのオシロが壊れてしまっていたので、DSO Nano 201を使っていました。私の場合オシロはテスター代わりに使うぐらいで厳密な波形の観測などはすることがありません。先日のLabToolでもいいのですが、10Mhz帯域ということでNOSのBCKの周波数表示が今一つ怪しかったので、4000円程度で20Mhz帯域のハンディタイプのオシロを導入しました。2.8MhzのBCKはノコギリ波のような波形にはなってしまうものの周波数は正確に表示されましたのでひとまず目的は達成です。波形は1つしか観測できませんがほとんどの場合は2つ以上の波形を観察することがないので問題はありません。この手のものは使い捨てのような感じですがこの価格帯でしたらコスパいいですしサイズも小さく機動性はいいと思います。

2021年8月9日月曜日

KENWOOD CDプレーヤーのDAC化

積分型のDACが搭載されたCDプレーヤーをいろんなメーカー、グレードのものを改造しましたが、いまのところKENWOODのものが良さげなので不要な部品を取り外してUSB_DACとしました。私の場合SN比や歪のような数値よりも、出力される音に違和感が無いようなものとしますのでこれもLPFは通さずにグリッジノズを処理したところから音声信号をとっています。回路によってここにはDCが残っていることがあるのでDCカットをコンデンサとしたりトランスとしたりケースバイケースでつけています。ただ、この出力ですが負荷によっては発振したりするので、聞きながら回路を調節しないといけない場合がありました。またトランスの場合はDCRによってはオペアンプが過電流になってしまったりするのでこれまたケースバイケースです。USB-DDCはDIY ON HKのCM6631Aとしました。先日のジャンクボックスで発掘した やなさんのI2Sリクロック+ジッタークリーニング基板を通した後に、CPLDで変換しています。CPLDで変換したあとにやなさんの基板とした方がいいかもしれません。もともと、アンプがトランスインプットですので、インプットトランスの1次と2次がアイソレートされていて、適切な負荷なら出力を受けるライントランスは不要かもしれませんが、どんなものにも接続できるようにTLT-1010Nをつかいました。DCRが極端に低いTLT-1545をつないだらオペアンプがお亡くなりました。
最終的にはオペアンプの±12VとDAC用の±5Vを別電源で作ろうと思います。

2021年8月8日日曜日

LabTool


 先日ロジックアナライザーを使おうと思ったのですが、どこかにしまい込んでしまい見当たらず。また、ハンディタイプのオシロも壊れてしまったので、Aliexpressに発注して到着待ち。確か・・・・購入はしたもののNXPのLabtoolがあったはずと、ジャンクボックスを探したところ運よく発見。以前はMacを使っていましたので、ソフトはLINUX用をコンパイルしなおして使っていました。今回はWindowということでバイナリーも頒布されていますので使えるようにするのは至極簡単でした。これ1つで10Mhz程度のオシロ、ロジックアナライザ、発振器と結構な機能です。

Macのときは認識させるのにも苦労したのですが、あっさりと認識して使うことができました。私の使用する内容えすとオシロも必要かつ十分な機能です。2象限の形の比較もできますので、使い勝手はいいです。

Aliexpressに発注した100Mhzのものをキャンセルしたいぐらいですが、それはそれで適材適所で使おうと思います。


2021年8月7日土曜日

KiCad

先日R2Rの基板はネットにあったファイルをGabarデータを作るためにKiCadをインストールしてありました。この時はファイルを読み込ませてデータを作るだけでしたので操作はファイル作成のみでした。ユニバーサル基板で作った積分型DAC用のDAIを基板にしてみようかな~と思いましたが、これまで使ったことがあるプログラムは古いMacのeagleぐらいでしたので二の足を踏んでいました。
そんななか、先日寝苦しい夜に夜な夜なKiCadの使い方のサイトをみながら操作をしていたらそれほど敷居が高くないことが分かりました。私にとって一番の関門はステンシルのないデータを作成することでしたが、KiCadはそれぞれ独立しているプログラムの連携も比較的とれていたのと、GUIもしっかりしていたので直感的に操作して作成することができました。
ユニバーサル基板の手配線でも半日もあれば完成する基盤ですが、練習がてらデータを作成してJCLPCBに発注しました。本当に部品がのるのか、はたまた回路にバグがないのか心配ではありますが、送料含めても5枚で500円ぐらいですのでまあいいかです。
これから時間のある時に部品の調達をしようと思います。

CX20152シングル用DAI

TC9245N
秋月で販売されているTC9245Nは32fsの出力。WCLK=2x LRCKをつくれはCX20152のDAIとして利用できます。






WCLKのつくりかた
LRCKとLRCKを8fsシフトしたシグナルをORゲートで合成してみるとこんなふうになります。
シフトレジスタ:74HC164。

1,2pin LRCK ,7pin GND 8pin BCK,  9 14pin Vcc, 13pin Output,14pin 

ORゲート:74HC86
1pin: LRCK 2pin:8fs shift LRCK 3pin Output


実際の波形がこちら
CX20152のデータシートより実際に必要となる波形はこちらとなり、WCLKはLRCKが立ち上がるときに、立ち下がらなければいけません。

そのためWCLKをインバーターを通してさせます逆転させます。(たぶん8bitシフトしても同じでになると思います。)
インバーター:74HC04
















2021年8月4日水曜日

積分型DAC用DAI

 

これまでCPLDでI2Sシグナルを変換してCX20152,20017へ供給していましたが、WebページにDAIを作成した写真が掲載されていました。回路図はみあたりませんでしたので、その写真をもとにDAIの構成を推測してつくってみました。DACが要求するシグナルはデーターシートに記載されていましたので、それほど難しい変換でもなかったのですんなりと稼働することができました。思ったよりも消費電力が少ないですので、これでしたらCDプレーヤーの電源トランスからでも問題なく電源が供給できそうです。

2024年度をむかえて

2024年度も始まり、部署異動があるはずでしたが、とても仕事的にいますぐ異動できる状態でないとのことで、部署を変わらずに掛け持ちをすることになりました。定年も今年から1年づつ伸びることになり、私の代では64歳が定年となります。とはいえ60歳で賃金体制の見直しがあるので、単に退職金...