2021年7月31日土曜日

86年コンビ


今日は休みでしたので朝からKENWOODのDP-990DをUSB-DAC化していました。先ほど一通り音が出るようになったので、いつものようにWebをみながら6DJ8シングルとAFT model7でいろんな音楽を聴いていました。なにげにDP-990Dの発売時期を確認してみましたところ1986年でした。私の部屋に林立しているGS-1ですが外側が1984年の最初期のもので内側のものが1986年です。
ということで1986年の音を楽しんでみようと勝手に盛り上がって、早速接続を変更してみました。1986年というと私が親元を離れて大宮で一人暮らしをし始めた時期です。36年前にこのレベルの音がすでに楽しめていたとするのなら、36年間オーディオってあんまり進歩がなかったんだなと思ってしまいます。
GS-1は私のつたない経験の中で最高に鳴らしにくいスピーカーです。尋常じゃない瞬発力と逆起電力に対応したアンプがもとめられ、一つの私の答えが大型ファインメットコアをふんだんに使った2A3シングルです。(これも夏休みにインターステージにバージョンアップ予定です)。等身大のリアルな音像と、有無を言わせないような空間の形成は聴くたびに新鮮です。

2021年7月27日火曜日

担々麺

久々に社用の外出が昼食の時間をまたぎましたので、客先の近くの店を開拓しました。
安居 https://www.ango-20180526.com
幹線道路から少し離れた、田んぼの真ん中にポツンとあった店でしたが、昼食時は駐車場もほぼ満車で店内もほぼ満席でした。店の外に担々麺の幟があったので、看板商品と思って辛さは辛めで注文しました。魚介類の出汁とのことでしたので、生臭さが残っているかと思ったのですが、そんなことは全くなく久々においしい担々麺を食べることができました。次回は汁なし担々麺(鶏ガラベース)を食べてみようかと思います。

2021年7月24日土曜日

こんな感じかな~

 



積分型DACのブロックダイアグラム。BCKは基本単位となる周波数。LRCKは右CH,左CHを分割するための周波数。データーはLRが交互に並んだデジタルデーター。WCRKはLRCKの2倍の周波数・・・これは何に使われているんだろ。

LRそれぞれの16bitデータを時間データーに変換して、取り付けられている水晶の周波数をもとにして実際にLRそれぞれDACから単位時間中に電流を流す時間を決めて電流を放出。

次の積分回路

DACから単位時間に放出された電流をオペアンプの積分回路で1500pFのコンデンサに電荷をため込む。そうするとコンデンサーの電圧は時間とともに上昇し、単位時間当たりの電圧が出力される。コンデンサーが満タンになるまで電圧はあがってしまうので、単位時間でいったんトランジスタを介してリセット。トランジスタはDACからのDischargeシグナルの周期でコンデンサーの電荷を0とする。Dischargeの周期は・・・・・LRCKの周期でパルスが出てました。
なので積分後の波形はこんな感じ。このすだれ状のピークを一掃するのがDeglichar。
なんかかっこいい名前です。ゴーストバスターの役割でしょう。Deglicharの動作周波数はLRCKです
なんかトゲトゲしてますが、ひとまず波の形になりました。これにLPFを通すとあらびっくりスムージングがかかったような波形が現れます。
肝は、きっと電流を流す時間を決める基準となる水晶でしょう!












2021年7月23日金曜日

腱鞘炎

 

最近左手指の第二関節が腱鞘炎っぽくて、ギターの練習をする時間を短くしています。同じフレーズでもどんどん新しい発見がありますし、同じフレーズでも異なった運指で弾けるので飽きること全くないです。指の調子を考慮しながらこれからも楽しんでいこうと思います。




2021年7月22日木曜日

毎年恒例

今日から4連休。天気も良いとのことでしたので納戸からケルヒャーの高圧洗浄機を引っ張り出して、朝5時から9時過ぎまでかけて自宅前の無駄に広い駐車場を高圧洗浄しました。
7時を過ぎると日差しが強く、腕が日焼けで赤くなりだしたので、長袖を着て帽子をかぶって万全の体制で作業をしました。水分補給は随時していましたが終わったころにはヘトヘトになってしまいました。その後エアコンの効いた室内で一日過ごしたのはいうまでもありません。アスファルトにすればよかったといつもこの作業をするとき思います。

2021年7月20日火曜日

積分型DACの受けトランスの検討

 


積分型DACのLPFのテストとしてDeglicharでアナログ波形となった信号を上手の特性のライントランスで一旦受けて、アンプに入力していました。これでもCDプレーヤー内蔵のディスクリートのLPFと比較すると霧が晴れたような音質にはなります。まあ耳がすでに劣化しているせいかノイズは聞こえません。


拙宅の6DJ7シングルアンプはファインメットのインプットトランスで増幅して6DJ8へ入力しています。

インプットトランスは上図の特性となっています。DAC出力を、ライントランスで一旦うけるのをやめて、Deglicharでアナログ波形となった信号を直接ファインメットインプットトランスに入力してみました。シンプルイズベスト。ファインメットといえども不要なものは省くべきですね。

積分型DACを現代の技術をつかって鳴らしたらどうなるか楽しみになってきました。

2021年7月18日日曜日

夏場対策

6DJ8のアンプ類の電源ですが、丁度良い出力電圧で小型のトランスの手持ちがないため、1本につい1つのTPS7A4700をつかって12Vぐらいから6.3Vに降圧しています。300mAですので電流値は余裕がありますが、降圧が6V近する必要があります。

昨日のことですが、アンプの音が急に小さくなって原因がよくわからず、真空管をつまんでみたら生ぬるくなっていました。電圧を測定すると3V程度まで降下していて、素子が取り付けられている基板が結構熱くなっていました。もしやと思いデーターシートを調べてみると。


と記載されていました。どうやら夏場になって室温が上昇してこれに引っかかったようです。

ひとまず小型のヒートシンクをとりつけて事なきをえましたが、ICに接触させたほうはかなりあっちっちでした。根本的な対策ということでやはりちゃんとACでもよいのでトランスから供給することにしました。

音が小さくなる、片方音がでない、ノイズがのりまくるなど日常茶飯事ですが、今回のトラブルは初めてでしたので、、原因の特定に少し時間がかかりました。想定外の対処の積み重ねが経験値として蓄えられますね。



2021年7月15日木曜日

基板の洗浄

先日のキムワイプに続き基板洗浄用の無水エタノールが残りわずかになっていました。叔父物を購入してもよかったのですが、少しWebで他にどんなものがあるか調べてみましたら、IPA(イソプロピルアルコール)も一般的につかわれているとのことが書かれていました。
IPAといえば、半導体の装置をクリーンルームで洗浄するのにつかっていたのでなじみはあります。どちらも無極性溶剤ですのであまり大差はないかと思いますが分子量が大きいので多少乾きがおそいかもです。メタノールは基板をアタックする可能性があるので、安価な燃料用のアルコールは使用しない方がいいとの記載も見かけました。フラックスは半田付けには欠かせないので、ベンコットと併せて常備品です。


足磨き

積分型DACの調整をやっていて、どうしても気になる音がでないとい。とりあえず自分の体調を疑い、次に積分型DACを疑い、次に変換基板を疑いました。しかしながら、やはり変だということで、リファレンスDACのTDA1545A トランスIVにつなぎなおしてみましたが状況はかわらず。これはアンプの電圧でも狂ったかと思って各部位の電圧を測定しても異常なし。最後に真空管が天命を全うしたという結論に至りましt。
6DJ8は数十本ストックがあるのでその中から1本をランダムに選び出して足を磨いて取り付けました。
 左 :これまで頑張ったもの
 右上:足磨き前
 右下:足磨き後
私は真空管は消耗品だと思っていますので、銘柄にはそれほどこだわっていません。チェックをするとしたら、ガラスを指ではじいた音が良いものを選択するぐらいでしょうか。
特にPPの場合、電気的なマッチングは回路である程度なんとかなりますが、音にのるガラスの音はどうにもなりませんので。



2021年7月14日水曜日

96khz

CX20152のデーターシートの抜粋です。88.2khzまでの対応とあります。67.7376Mhzの水晶がとりつけてあるもので試しに98khzを再生してみたところ、特に問題なく再生することができました。この水晶の値ですが、データーシートには下記のような記載があります。


98khz x 734 =70.464Mhzが本来必要なはずです。摩訶不思議です。
 ちなみに88.2khzの場合は 88.2khz x 734 =64.7388Mhzですので範囲内です。非同期ってことでしょうかね~


2021年7月13日火曜日

1台完了

NOSの積分型DACのCDプレーヤーを外部入力専用のUSB-DDCとしました。簡単に施工した内容を列記します。
  1. USB-DDC PCM2706(32khz,44.1kha,48khz 16bit)
  2. USB端子追加(外部接続用)
  3. CPLD I2S → 16LJ,WCLK(CPLD電源はDDC上のレギュレーターから供給)
  4. CDプレーヤーからの16LJ,WCLK(TTL)信号ラインをカット
  5. カットしたDAC側にCPLDからの16LJ,WCLK(CMOS)を接続
  6. CX20152の電源端子に0.1uFフィルムコン追加
  7. ±5V電源ラインをカットしてPanasonicFC 2200uFx2を追加
    4.7uFフィルムコンとファンメットビーズ7ターンでパイ型フィルター設置
  8. 出力側にファインメットビーズ取り付け。
  9. ±12Vも±5Vラインと同様の施工
  10. 基板とケースの支持部にフェルトパッキン取り付け
  11. LPF入力前から外部出力。外部出力ラインにはファインメットビーズとりつけ。
  12. AC100Vに1uFコンデンサ取り付け
とこんなもんです。CDのトレーが開くとまずいので、コントロールの配線は外して
シールしておきました。
 CDも切り替えて聞けるようにしようと思いますが、ひとまずこんなところです。

2021年7月12日月曜日

35.002Mhz

出力フォーマットの豊富なCM6631AのDDCを使って、積分型のNOS CDプレーヤーに入力してみたところ、下記のフォーマットが再生可能でした。特にプチプチノイズなどは入りません。再生はYoutubeですのでもともとは48khzまたは44.1khz 16bitと思われます。
  • 44.1khz 16bit,24bit,32bit 
  • 48khz  16bit,24bit,32bit 
CPLDの変換で32fsにされているので、たとえ24bit,32bitのファイルでも16bit相当となります。デジタルフィルター搭載の機種は67.7376Mhzの水晶がついていて、88.2khz 16bitまでは再生できていますので、あとは67.7376Mhzの水晶の時に96khzが再生できるかどうかといったところです。ちなみにデーターシートには88.1khzまでとの記載となっています。
 



2021年7月11日日曜日

対抗馬

SONYのCX20017,20152と同時期を使ったCDプレーヤーが発売されているとき、Marantz CD-34がこのDACを積んで世間(といっても狭いですが)をあっと言わせたようです。
10年ほど前にTDA1541,1540は一通り試していましたが、久々に引っ張り出してきてその音を聞いてみました。このDACの自作例はすくなくて知っている限りではDIY IN HKぐらいとこれぐらいしかありませんでした。デジタル入力が特殊でDIY IN HKは複数のロジックIC、この基盤はFPGAでそれを実現していました。一番の違いはbit数。TDA1540は14bitです。
だだ、まだ私には実力を発揮させる力がないようです。

2021年7月10日土曜日

ベンコットとキムワイプ

自作を始めたころにまとめ買いをしたキムワイプがようやくなくなったので、ずっと前にrtm_iino様にお勧めいただいていたベンコットを購入してみました。このベンコットですがM-3という型式のものを、若いころ半導体用の装置を扱っているときによく使ってはいました。キムワイプの時は基板の表面にアルコールをかけてふき取るとどうしても繊維が脱落して基板上に少量残ります。しか~し、このベンコット。ほぼ皆無です。キムワイプは別の用途でつかって、早くこれに切り替えておけばよかったです。


2021年7月8日木曜日

修理

ソケット化したので慎重にICをとりつけました。一回半田が当たった足は弱くなっています。最初からついていた銅板をはがそうと思ったのですが、結構強固に張り付いていたので断念。スチロールコンデンサはCX20152のデータシートで1500pfでしたが、実際に取り外してみると1000pfが装着されていました。データシートに容量の算出方法の記載がありましたが、呪文レベルの数式で理解できるがありません。
DACチップはひとまず片方のチャンネルの音はでていましたので、ひとまず壊れているものを装着。問題なければ新品に交換です。
今でも新品は入手できるのですが、人気が無いのが幸いしてジャンクなCDプレーヤーと同じぐらいの価格です。音質からするとコストパフォーマンスは劇高いと思います。TDA1541Aと同じサイズです。ebayを見ていて驚いたのですが、TDA1541AS2が6万円ぐらいで出品されていました。S2を2個 S1を4個 無印を30個ぐらいもっていますが、驚きの価格上昇率です。PCM1704Kもぶっ飛びの価格でした。
さて、基板の中心から生えだしていたリモコン用の配線をとっぱらいましたのでかなりすっきりしました。電源をいれて各部位の電圧を図るとともに、熱くなっているICやトランジスタがないのを確認して、CDをいれてスタートボタンを押したら無事認識して再生が始まりました。部屋の片隅で作業をしていたので気が付きませんでしたが、両側のチャンネルの音がでています。結果からすると積分器のスチコンを半田ごてで溶かしてしまってショートさせてしまったため、積分がなりたたなくなっていたようです。1000pfから1500pfに変えたのが原因かそれとも銘柄がかわったせいか、音が聞きやすい音になりました。すくなくとも違和感はないのでこれでいいのでしょう。



PCM-501ESのUSB DAC化

今回使ったDDCはアイソレーター付きのDIY IN HKさんのCM6631A基板です。この基盤ですが、44.1khz 16bit~384khz 32bitまでのすべてに対応しています。I2S変換基板は5セット動作確認おいたうちの一つを使いました。電源は9Vの非安定化電源のACアダプターをTPS7A4700で3.3Vに降圧してDDCとI2S変換基板に供給としました。
先日あたりを付けておいたポイントですが、DACのピンの並びと並行なパターンですのでデータシートを見ながら対応したシグナルが入力されるように半田付けしました。表側のソケットはとりはずしてあります。
ディエンファシスですが、電源ONで下側のリレーがONになってディエンファシスが有効な回路構成になります。裏面で電圧を確認すると約12Vでリレーのコイルを動作させていました。yohine様にこの方法で正しいかとお聞きしましたところ、最終的にはディエンファシスのフラグ信号を送って制御でリレーをオフにされたとのことでした。私の場合はディ延ファイスのかかった音源を聴くことはまずないですので、コイルへ電源が供給されなければそれでことが足ります。
PCM-501ESのDAC化といってもたったこれだけの作業ですので買いぞうを始めてから30分もせずに音がでてしまいました。

いつものことですが・・・

積分型USB-NOS DACに改造したのはもともとNOSのCDプレーヤーです。そちらは連続稼働テスト中です。開発中に片方のチャンネルの音がでなくなってしまった2倍オーバーサンプリングのCPプレーヤーですが、DAC-ICを交換しようと思い基板を取り出しました。28ピンのCX20152を取り外すとき、生まれて初めて自動半田吸引の半田ごてを初めて使ってみたのですが、慣れていないせいかうまく半田を吸引することができなかったので、いつものシュッポン半田吸い取り機をつかいました。どうせやるならとICを直接半田付けせずに28ピンのソケットをつけておきました。オペアンプでも音はかわるかどうか簡単に試すためについでにソケットを取り付けておきました。
DACの出力端子からの出力がなくなったのは確認していたのですが、その原因をつかんでおかないとまた元の木阿弥になります。鳴らなくなったオペアンプソケットの導通をしらべていたら、本来導通しないとこでテスターの導通アラームがけたたましくなりました。当然のことながら、対照配置の反対側のチェンネルは導通がありません。ふと、部品をみていたらスチロールコンデンサがとけているではないですか。抵抗値をはかってみるとほぼ0Ω。グリッジを除去してからオペアンプで増幅した出力のところに配線をはんだ付けするときに半田が当たってしまったものと思われます。
なぜスチロールコンデンサが使われているのかよくわかりませんが、とりあえず補修部品を発注しておきました。トランジスタはピン同士の導通はないので大丈夫と思います。
スチコンが到着したら、修理開始です。




2021年7月7日水曜日

気晴らし

 以前作ってあったTDA1545A差動基板のが6枚ありました。1枚は記念で残しておいて、残りの5枚を積分型DAC用のI2S変換基板にプログラム変更とジャンパー配線をしました。

稼働中のDACに取り付けてある開発時につかったものとものスワップして動作確認も完了しました。これで積分型DACへ入力する信号の形態を複数準備することがあります。
まさか、この基盤を作った時はこんな時に役に立つとは想像もしてませんでした。



2021年7月6日火曜日

PCM-501ESのUSB DAC化準備

PCM-501ESのDAC部の全景です。右下の基板にyohine様が信号を入力された基盤が立っています。真ん中にはMURATAのLPFが双立しています。

DACは積分型DAC2世代目のCX20017です。ピンの配列、動作電圧は3世代目のCX20152と同じです。正直CX20017とCX20152の違いが判りません。どなたかお分かりになられる方はお教え下さい。
DACの裏面のレジスト麺です。フラックスがまだ残っていますね。先日他の基板でシャツを汚してしまいましたので、取り扱には要注意です。パターンがないところは半田付けがされていないのがわかります。手作り感満載です。yohine様はADCとDACのシグナルを選択する基板の部分にデジタルシグナルを入力されていましたが、基板を外すのが面倒なので、①のソケットの上、抵抗の下の部分にCPLDで変換したLRCK,BCK,DATA,WCLKを入力する配線をとりつけて、表面側のソケットは外してしまおうと思います。
アナログ出力の部分にはディエンファシス回路のON/OFFとミュート回路のリレーがあります。yohine様はディエンファシス回路をキャンセルするのに配線をカットされたとのことでしたがこの場所ではないようです。リレーは電源が供給されるとスイッチONとなるので、近傍のソケットを抜けばそれでディエンファシスはキャンセルできるはずです。
CDプレーヤーと回路的に異なるところは、ミュート回路がリレー回路ということとディエンファシスON/OFF回路を経由してアナログ出力しているところ。LPFの後にバッファのオペアンプがあることぐらいで、部品はことなるものの定数もほぼ同じでした。もちろん水晶は35.0002khzでした。

フォーマット変換のCPLDの動作確認もできていますし、音出しはすんなりいくと思っていますが、なにが起こるかわかりませんね。



2021年7月5日月曜日

PCM-501ES到着

積分型DACに取り組んでみようと思ったきっかけはいつも愛読させていただいているYoshine様のサイトの情報でした。そこで扱われていたのがこのSONY PCM-501ESでした。何度も読み返してみましたが、電気の知識の乏しい私では読み解けない部分もありましたが、これより前に取り組んだCDプレーヤーのUSB-DAC化である程度手順はわかってはいました。ただ、この機種ですがサービスマニュアルのブロックダイアグラムを見てみるとし録音、再生ができる機種とのことで、信号の分岐と選択をするポイントが多かったのと、リミュートやディエンファシスのON/OFFにリレーが使われているなど、これまで私があつかったものとは若干異なる様相を呈していました。
頭でっかちで手が動かないのが最悪ですので、到着早々開腹。完全密閉ではないせいか少し埃っぽいところがありましたが、年代からしたらきれいな方だと思います。
ちなみに、ヤフオクでの入手ですた、通電確認のみジャンクとのことでした。対応する録再のデッキがないと動作確認ができないところがやっかいなのでしょうね。

ディスクリート管満載の基板です。この時代の基板を扱うときですが、裏面はプリントしてありますが、フラックスがべったりのことも多いので要注意です。

2021年7月4日日曜日

変換基板

I2S 64fs → 16bit 32fs+WCLKへの変換が問題なかったので、以前製作しておいた6枚の差動TDA1545Aの基板のプログラムを書き換えるとともに、ジャンパー配線をしました。
動作確認を実際稼働中のものと入れ替えて音出しをしましたので動作は問題ないと思います。こういったものはモチベーションがある程度高い時に一気にやらないと、次回がいつになるのか分かりませんね。これで少々手荒に扱ってこわれてしまってもバックアップができたので安心です。デジタル顕微鏡を導入してましたので、思いのほか早く終わりました。

2021年7月3日土曜日

積分型USB-DACの製作

新大陸への誘いのブログを書いていた時にも試していなかったのが積分型DACです。そこでSONYの積分型のDACが搭載されたものとして35年以上前のCDプレーヤーがあることを知って何台が購入しました。完動品が殆どないのと年代が古すぎて人気がないためか財布にやさしい金額で助かりました。簡単に修理をしてCDを再生してみたところ、これまで試してきたどの方式のものよりも音にリアリティがあると感じました。そこで興味が沸いてWebの情報を調べていたのですが、当初DACの回路もD/A変換方法がこれまで試してきたものととかなり違って戸惑いました。なぜDACに水晶が必要なのか、デジタルフィルターにDACからクロックを供給する必要があるのか(NOSの場合は不要)、はたまたLRCKの同期した2倍の周波数がなぜ必要なのか・Deglicharとはなんぞやなどなど・・
さてその音質ですが、まず驚いたのが電源はCDプレーヤーに内蔵の普通のもので、コンデンサーや抵抗も特別高価な部品もつかっていないのに音のにじみが感じられず、音の芯がぶれてないことことです。積分型DACとその他の方式のDACとの音質の比較はYohine様がほかの変換方式との詳細比較をされておられます。
またDACの動作の概要を理解するにはこちらの記事もとても参考になりました。

そこで、この積分型DACに外部入力ができるようにしたくなり調べてみるといくつかサイトが見つかりました。上記ののYoshine様のサイトもその一つでマイコンを利用して積分型DACに必要な信号をI2Sから生成されておられました。ただしマイコンは敷居が高くそうそうに断念してロジックICで組もうとしましたが、私の能力ではI2Sを32fsに並べ替えることができず断念。(Web上でも作例は見つけられていません)。そこでDAIを自作されていた方がおられましたが、回路を以前は公開されていたものの商用利用する人が現れたとのことで公開停止となっていました。さらに進めると、VHDLで実現されておられる方がみえました。
FPGAは触ったことがありませんが、CPLDもVHDLが使えると思い昔取った杵柄で移植してみようと一念発起。5年以上前に自作したTDA1545A差動基板に搭載されているMAXII CPLDをつかって目的を達成することができました。

早速CDプレーヤーに信号を接続するもウントもすんとも言わず・・・orz
DACのデーターシートを読み返しTTLレベルでの動作との記載があったので、ロジックICでCMOS~TTLへレベル変換をするも状況は変わらす。(実際のところCMOSレベルで動作はできています。) その後CDを再生しているときは外部入力から再生ができるようになったので、回路的にMUTEされていると推測しました。
テスターで回路電圧がCD再生時と停止時で変化するポイントを見つけるために活線で作業していたところ、DACの方チャンネルがお亡くなりになりました。(泣)   そんなことにもめげす、作業をすすめていったところLPFの近傍のトランジスタのGNDが再生時に-5Vが印加されることがわかりました。ここをジャンパーしたところCDコントローラーのMUTEコントロールのみならず前面パネルの操作からも解放されました。

先ほどの回路図の公開を停止されたサイトには製作されたDAIの写真がございました。
ロジックICとDAIチップで構成されています。ロジックでのLRCKの2倍のクロックの生成と左詰め16bitはすでに作ることができていました。ネックは32fsでした。写真をみて気づいたのですがDAIが斜めにとりつけられています。これはシュリンクDIP28のICでどこかで見覚えがありました。手持ちにありましたのでデーターシートを確認すると出力は32fs I2Sでした。これですべて解決です。

これから調べていきたいこととして・・CDプレーヤーのBCKを調べてみたのですが、32fsではなく48fsでした。DACに取り付けられている推奨もNOSのプレーヤーは約35Mhz,2倍デジタルフィルタのプレーヤーはは67Mhzぐらいでした。ひとまず、どちらの推奨でもNOSで44.1khz、48khzのサンプリングレートは再生できています。この2種類の推奨の機種でサンプリング周波数がどんなものに対応しているか確認しようと思います。それが終わったら本格的な改造に取り掛かろうかと思います。

ひとまず第一関門突破したといったところでしょうか。

2021年7月2日金曜日

CDプレーヤーのDAC化

人柱の2倍オーバーサンプリングのCDプレーヤーでLPFの前から出力させるテストをしていたときに、配線間違いをしてDACの片チャンネルを飛ばしてしまいました。まあ、十分すぎるほどの情報を得ることができましたので良しとします。(泣) 同じメーカーの同系機種を複数台購入しておいたので、その得られた情報をもとにCDプレーヤーをDAC化しようと思います。この機種はNOSのバージョンですので2倍のデジタルフィルターはありません。
このころの基板は片面基盤で表面にジャンパー配線をすることで両面を使った配線となっています。DACの近傍にCDコントロールICからのLRCK,BCK,WCLK,DATAのパターンがありました。無音時でもDATA以外はCDコントロールICから出力されているのでパターンカットして外部から信号を入力することになります。CDコントローラーからのMUTEの対応もできますので、前面パネルの呪縛からも解放されることと思います。

2021年7月1日木曜日

コントローラーの呪縛からの解放

CDを再生していないと音声が出力できないのは、LPF以降でLPFよりも前は出力されていました。手持のCDプレーヤーそのもののService Manualは無料で入手できず近い品番のものが手元にありましたので、プロックダイアグラムをながめていました。LPFのところにコントローラーからスイッチを介してトランジスタに接続されている回路がありましたので、あたってみましたところ、音が出るときとでない時で-5Vで再生0VでMUTEとなっていました。
てっきり今時のDACのようにDACのMUTE端子のH&Lを使っていると思ったのですが、完全に当てがはずれました。これでCDプレーヤーのDAC化は可能となりました。あとは使い勝手を含めてどうするかですね。

DAC化一歩手前

  1. 64bit I2S ーCPLDー32bit 16LJ,WCLK生成
  2. CMOSーTTLレベル変換
をしたシグナルを67,7376Mhzの水晶(2倍オーバーサンプリングの周波数)のとりついたCX20152が搭載されたCDプレーヤーに信号を送り込みました。
最初音がでませんでしたが、適当なCDをいれて再生したところいきなり音がとびだしてきました。CDコントローラーICが音声出力を司るどこかにMUTEシグナルをだしているようです。

まあ、ひとます音がでたのでひと安心。取り付ける水晶のクロックとサンプリング周波数の関係が全くわからなくなりました。(マニュアルをもっとよまないといけませんね)

あとは、CDの再生をしなくても音が出るようにできればと思います。


2024年度をむかえて

2024年度も始まり、部署異動があるはずでしたが、とても仕事的にいますぐ異動できる状態でないとのことで、部署を変わらずに掛け持ちをすることになりました。定年も今年から1年づつ伸びることになり、私の代では64歳が定年となります。とはいえ60歳で賃金体制の見直しがあるので、単に退職金...